人生100年時代
先日のリツイート
確かに大事。
— ケンゴロウ_FDなFPになる (@kengoro1uptihou) 2019年6月11日
しかしそれよりも、なんか80歳過ぎまで生きるらしいぞ?って所から、自分がそこまで生きる本当の意味や生き甲斐を考えられるようになれば、自然とお金が必要なんじゃないか?と思って自主的に形成を始めると思うんだけどな。仕事一辺倒で老後を迎えるのが当たり前では中々難しいのかな。 https://t.co/olkMz9oT39
生きる気力
83歳になる私の祖母が、介護サービスが受けられる病院に入院している。
少し前に脳梗塞になったからだ。
先日転院したばかりなのでお見舞いに行った。
行くと、前に入院していた総合病院の時と同様にいつも病室にいない。大体トイレに行っているタイミングでお邪魔してしまうようだ。
歩いて病室に帰って来て、1人でよっこいしょと辛そうにベッドに横になる。それでも一応元気そうには見える。
だけど話しを始めると分かるが、脳梗塞の後遺症で時折言葉が出てこなかったり、受け答えがちぐはぐになる事がある。母から聞いたのだが、アルツハイマーも少し入っているそうだ。
病室にはテレビもないので、ずーっと横になって天井を眺めているそう。
「ばあちゃん、本とか読む?ラジオは?落語とか聞く?」
と聞いても
「うーん、まぁ、いいかな」
と返ってくる。
何もしたくないらしい。
歳をとると、どうしてもものぐさになるのは仕方ないと転院前の医師から聞いていたのだが、脳梗塞+アルツハイマー+ものぐさという組み合わせで、本当に動かない。
諦めた感じで言うわけではないのだが
「まぁ、私はもうじき死ぬわね」
と言ってくる。
こちらは、はいはい、と返すしかないのだが、よくよく考えさせられる。
最近人生100年時代とかいうけど、私たちも本当に100歳まで生きたらどうなるんだろうと…
お金の問題より
祖母を見ていると、年金がどうとかより、生きる意味って何だろう?となる。
老後の資金が2,000万円うんぬんは、毎日ニュースでもネットでもTwitterでも飛び交っている。
83歳で病気の事ももちろんあるのだが、生きる気力を失っている人を目の前にしても、何もしてあげられない。
入院する前からほとんど外出していなかった話しを母から聞くと、しばらくこうだったのか、と。そして
お金があったとして、100歳まで何をするの?
と祖母を見る度に思う。ここでは健康寿命まで詳しくは考えない。
お金というのは、あくまで何かを得る為に支払う対価でしかない。
もちろん祖母や母も裕福ではない。お金の事も心配だな、とは思う。
けど、それより。
冒頭のツイートにも書いてあるんだけど、老後にちゃんとした蓄えをして、どんな人生を送りたいか。ここの所、とにかくお金が足りない話しばかり。
自分の人生に目的を持つ事で、それに対して必要なお金を計算してみる、というもう一歩前の段階の話しをする人がいないように思う。
私だったら、老後も何か仕事をしていたいと思うし、行った事のない場所へ妻と出かけてみたい。孫、ひ孫がいるかもしれない。音楽が大好きなので、ジジイになってもロックしたい。ライブにもフェスにも行きたい。それにはきっとそこそこお金が必要だ。(あと頑丈で健康な身体)
今年34歳になるのだが、本当に世界はめまぐるしく変わっていく事を実感している。興味本位で、出来るだけ長生きしてこの世がどんな風に変わっていくかをこの目で見てみたい。
要は、何でもいい。
やりたい事、やってみたい事、生きる意味を持っていれば、それに向けて今やるべき事が逆算できるのではないか。資産形成だって、逆算が必要だ。
もちろん、そんなこと考えられないのであれば、例えば最低限の生活にこれくらい、葬儀にはこれくらい必要だろうという試算で、老後の為の資産形成について考えてみればいいと思う。その為にファイナンシャルプランナーという職業があるのだから。
おわりに
様々な情報が飛び交う毎日。
正直、何が本当で何を信じれば良いのかなんて分からないと思う。
これからの時代に必要な発信とは、受け取り側自身が考えられるような、気付きを与えられるものが増えて欲しいと願う。
こういうと、私の発信が基による行動によって、起きた事に責任を持ってもらえないと、無責任だと言われるかもしれない。もちろん、自分の行動は自分自身で責任を持って欲しい。
しかし、行動を起こす前にどうすればよいのか?どうか考えればよいのか?と足が止まってしまう時。
今後もいつだって、受け取り側に気付きを与えられような発信をしていきたいと思っているので、そんな時は私の所に遊びにきてみて下さい。
祖母の所には、ちょくちょくお見舞いに行ってみます。
もしかしたら今からでも、生きる意味を考えられる「気付き」を与えられるかもしれないので。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。